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ADSL終了が近くなると乗り換え争奪戦が始まる

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2020年代に突入したことで、
ADSL終了が近付いていることがより一層感じられるようになっています。

ADSL終了が近付くに連れて、光回線の事業者・プロバイダにモバイルルーターの
事業者が加わった壮絶なADSLユーザーの争奪戦が繰り広げられます。

そこで、ADSLの乗り換え先となる光回線やモバイルルーターの紹介や
乗り換える際の注意点などについて詳しく見ていきましょう。

ADSLはいつまで使える?

ADSLユーザーならしっかり把握していると思いますが、
改めてADSL終了の時期について確認しておきます。

現在利用できるADSLはNTTの「フレッツADSL」と
ソフトバンクの「Yahoo!BB ADSL」の2つで、それぞれのサービス終了時期は
 ・フレッツADSL・・・2023年1月末
 ・Yahoo!BB ADSL・・・2024年3月末
となっています。

ちなみにもう1つ「イー・アクセスADSL」というものもあるんですが、
現在イー・アクセスはワイモバイルに変わっています。

なので同じソフトバンク系ということで、イー・アクセスADSLもYahoo!BB ADSLと
同じ2024年3月末でサービス終了となります。

Yahoo!BB ADSLはもっと早く使えなくなる可能性も

ソフトバンクのYahoo!BB ADSLは2024年3月末までとなっていますが、
場合によってはもっと早く使えなくなる可能性もあります。

ソフトバンクの発表によると、2020年3月以降地域ごとに順番にサービスを
終了していき、最終的に2024年3月末で全ての地域でYahoo!BB ADSLが
使えなくなることになっています。

ですから住んでいる地域によっては2020年の間にYahoo!BB ADSLが
使えなくなることも十分に考えられるんですね。

ただしソフトバンクは2019年10月からYahoo!BB ADSL終了の通知を行っているので、
「今日で終わり」と急に言われるわけではなく、
5~6か月前にはADSLが使えなくなることを通知してくれます。

とは言えソフトバンクからの通知が明日来ないとも限りませんし、
それはイー・アクセスADSLも同様に2024年3月よりも前に使えなくなる可能性が
あります。

ですからYahoo!BB ADSLやイー・アクセスADSLを利用しているユーザーは、
早めに乗り換えの検討を始めた方が良いですよ。

フレッツADSLは2023年2月以降も使える?

NTTのフレッツADSLは2023年1月末で終了ですが、
実は地域によっては2023年2月以降もフレッツADSLが使えるんです。

NTT東日本・西日本のADSL終了に関する発表には、「フレッツ光提供エリア」に
おいてフレッツADSLのサービス提供を終了すると記載されています。

ですから現状でフレッツ光が提供されておらず、
なおかつ2023年1月までにフレッツ光の提供予定が無い地域では、
2023年2月以降もフレッツADSLが使えるんですね。

ただしフレッツ光の人口カバー率は限りなく100%に近付いており、人の住んでいる
地域でフレッツ光が使えないところはほとんど無いと言って良いぐらいです。

また2023年2月以降もフレッツADSLが利用できる地域でも、
質を維持してサービスを提供し続けることが難しくなる可能性が高いです。
(後述する「ADSLが終了する理由」と同じ)

ですから2023年2月以降もフレッツADSLが利用できるとしても、今の内から他の
インターネット回線への乗り換えを検討し始めておいた方が良いんですね。

ADSLが使えなくなるのはなぜ?

特に不満を感じることなくADSLを利用しているユーザーからすれば、
「なぜADSLが使えなくなるのか?」と思いますよね。

ADSLのサービスが終了する大きな理由としては
 ・ADSLのユーザー減少
 ・ADSL保守に必要な部品の生産終了
 ・2025年にアナログ電話回線が廃止予定
という3つが考えられます。

ユーザー数が減少すると回線事業者やプロバイダの料金収入も減りますから、
サービスの質を維持することが難しくなります。

安定した通信サービスを提供するには、
基地局などの古くなった部品を交換するといった定期的なメンテナンスが必要です。

しかしADSLのメンテナンスに必要な部品の生産が終了しており、
ストックしている部品が無くなると定期的なメンテナンスが行えなくなってしまいます。

さらに2025年には、固定電話の回線でもありADSLの回線でもある
アナログ電話回線が廃止される予定になっています。

大元である回線が無くなってしまうわけですから、
当然ADSLサービスを継続することはできないんですね。

ADSLの契約件数は10年余りで約10分の1に

ADSLユーザーの減少は凄まじいスピードで進行しており、
ピーク時から10年余りで約10分の1にまで減っています。

ADSLは1999年に一部地域でサービスが開始され、
2001年にYahoo!BBがモデムの無料配布を行ったことで急速に広まっていきました。

2001年1月には16,000件余りだったADSLの契約件数が、
2001年12月には150万件以上、2003年末には1000万件を突破します。

その後もADSLの契約件数は増え続けたものの、
2006年3月末の約1450万件をピークに減少に転じます。

2006年の後半以降は四半期に5%のペースで減少し続け、2019年3月末の時点で
約170万件とピーク時の10分の1近くにまで減ってしまっています。

これだけのスピードでユーザー数が減少し続けると、いくらNTTやソフトバンクと
言えども質を維持してADSLサービスを提供することは難しいんですね。

ADSLのメンテナンスに必要な部品が枯渇寸前

同じ電化製品を長く使っていると、メーカーから「部品の生産が終了したので、
在庫が無くなり次第修理受付を終了する」といったお知らせが届いたりします。

実はADSLでもこれと全く同じ状況が発生しているんです。

ADSLに限らず通信サービスでは、サービスの質を維持するために、
基地局などを定期的にメンテナンスしています。

ところがADSLのメンテナンスに必要な部品の生産が既に終了してしまっており、
部品の在庫が無くなった時点でメンテナンスが行えなくなります。

メンテナンスが行えなくなると、頻繁に通信障害が発生するなどして
質の高いADSLサービスが維持できなくなってしまいます。

ですからメンテナンスに必要な部品が無くなってしまう前に、
ADSLサービスを終了せざるをえないというわけなんですね。

アナログ電話回線が2025年に廃止される予定

アナログ電話回線が2025年に廃止される予定なのも、
ADSLが終了する大きな原因の1つと考えられます。

アナログ電話回線は元々固定電話用ですが、
固定電話サービスで使っていない分を通信用としてADSLで使っています。

NTTではアナログ電話回線を廃止して、
全ての固定電話サービスを光回線を使ったIP電話に切り替えようと考えています。

アナログ電話回線が廃止されると当然ADSLサービスも使えなくなりますから、
アナログ電話回線廃止に伴ってADSLサービスも終了するというわけです。

2025年以降もアナログ電話は使える

余談ですが、2025年にアナログ電話回線が廃止されたとしても、
電話機を買い替えないといけなくなるわけではありません。

アナログ電話回線が廃止されて光回線をIP電話に切り替わっても、当面はNTTの
施設側に交換機を設置することで、そのままアナログ電話が使えるようになります。

将来的には電話機もIP電話に対応したものに買い替える必要がありますが、
2025年以降も当面は今使っている電話機がそのまま使えますよ。

ADSLの終了もそうですが、アナログ電話回線が廃止されることで光電話や
IP電話への切り替え、電話機の買い替えなどの勧誘が増えるのは間違いありません。

しかしアナログ電話回線が廃止されても、
当面はユーザー側は何もしなくても固定電話を引き続き利用することができます。

なので万が一「アナログ電話回線が廃止されるので固定電話が使えなくなる」と
不安を煽るような電話がかかってきても、安易に信じてはダメですよ。
(NTTが勧誘の電話をかけることは無い)

光コラボやモバイルルーターの事業者がADSLユーザーを狙っている

ピーク時に比べて大幅に減ったと言っても、
2019年3月現在でADSLの契約件数は約170万件に上ります。

フレッツADSL・Yahoo!BB ADSLの終了が近付くに連れて、
光コラボやモバイルルーターの事業者によるADSLユーザー争奪戦が
繰り広げられるのは間違いありません。

NTTやソフトバンクを名乗って、半ば強引にADSLから光回線や
モバイルルーターへの乗り換えを迫ってくる代理店が出てきます。

また大幅な料金割引や高額キャッシュバックなど、
魅力的な特典で乗り換えを誘ってくる事業者も増えてきます。

NTTやソフトバンクを名乗って電話をかけてくる代理店は論外ですが、
キャッシュバックなどの特典が貰える事業者にも気を付けないといけません。

大幅な料金割引と言っても最初の2~3か月だけなんてことも多いですし、
キャッシュバックも有料オプション加入などの条件を満たさないと貰えないこともあります。

ADSL終了が目の前に迫っていると、
こうした悪徳代理店や事業者に引っかかってしまう恐れが大いにあります。

なのでADSL終了まで時間的に余裕のある段階から乗り換え先をしっかり検討して、
自分に合ったサービスを見つけましょう。

ADSLの乗り換え先となるインターネット回線

ADSLの乗り換え先として第一候補になるのが「光回線」です。

現状でも、ADSLの回線事業者やプロバイダから光回線への乗り換えを進める
DMなどが頻繁に送られてきているはずです。

光回線と一口に言っても
 ・フレッツ光
 ・NURO光
 ・auひかり
といった自社の回線を使うものや
 ・ドコモ光
 ・ソフトバンク光
 ・OCN光
 ・ビッグローブ
 ・So-net光
などフレッツ光回線を使う光コラボと言われるものがあります。

ADSLからの乗り換え先としてもう1つ検討してもらいたいのが
「モバイルルーター」です。

モバイルルーターは外出先で使うもので、
自宅で使う固定回線であるADSLの代わりにはならないと思われがちです。

しかしモバイルルーターの端末が高性能化したことで以前に比べると
通信が安定していますし、通信量無制限のサービスも増えています。

なのでモバイルルーターもADSLの乗り換え先として十分に考えうる選択肢なんですね。

ADSLから光回線への乗り換えで料金は高くなる

ADSLから光回線に乗り換える場合には、
料金が高くなってしまうのは覚悟しておかないといけません。

ADSLの料金は
 ・フレッツADSL・・・電話共用型 2,600~2,800円+プロバイダ料
ADSL専用型 4,550~4,850円+プロバイダ料
 ・Yahoo!BB ADSL・・・通常プラン 電話共用型 3,128~4,228円
ADSL専用型 4,720~5,820円
バリュープラン 電話共用型 1,801~2,564円
ADSL専用型 3,393~4,156円
となっています。

フレッツADSLのプロバイダ料は大体1,000円前後ですから、
 ・電話共用型 3,600~3,800円
 ・ADSL専用型 5,550~5,850円
ぐらいが実質的なフレッツADSLの料金となります。

対して光回線の料金は
 ・フレッツ光・・・東日本 戸建て 4,500円
集合住宅  3,250~4,250円
西日本 戸建て 4,300円(3年目以降4,110円)
集合住宅 3,250~3,950円(3年目以降3,080~3,720円)
 ・NURO光・・・4,743円
 ・auひかり・・・戸建て 5,600円(2年目5,500円、3年目以降5,400円)
集合住宅 3,800円
 ・ドコモ光・・・戸建て 5,200~5,400円
集合住宅 4,000~4,200円
 ・ソフトバンク光 戸建て 5,200円
集合住宅 3,800円
 ・OCN光・・・戸建て 5,100円
集合住宅 3,600円
 ・ビッグローブ光・・・戸建て 4,980円
集合住宅 3,980円
 ・So-net光・・・戸建て 2,980円(3年目以降5,580円)
集合住宅 1,980円(3年目以降4,480円)
などとなっています。(長期利用契約による割引のみ考慮)

ちなみにフレッツ光のみ1,000円前後のプロバイダ料が別途必要となります。

光回線の料金は戸建てで5,000円前後、集合住宅で4,000円ですから、
Yahoo!BB ADSLでバリュープランを利用している場合は光回線に乗り換えることで
ほぼ確実に料金が高くなります。

電話共用型でフレッツ光を利用している場合も、
光回線に乗り換えることで料金が高くなる可能性が高いですね。

モバイルルーターへの乗り換えでも料金が高くなる可能性がある

モバイルルーターは光回線より料金が安いですが、
それでもADSLから乗り換えるとなると料金が高くなってしまいます。

主なモバイルルーターの通信量無制限プランの料金は
 ・UQWiMAX・・・3,880円
 ・BroadWiMAX・・・3,411円(最初の2か月2,760円、3年目以降4,011円)
 ・GMOとくとくBBWiMAX・・・3,480円(最初の2か月2,170円、3年目以降4,263円)
 ・ネクストモバイル・・・3,100円(3年目以降3,600円)
 ・どんなときもWiFi・・・3,480円(3年目以降3,980円
などとなっています。

モバイルルーターでは、最初の2年間だけ料金を安く設定して3年目以降に
料金が高くなるケースが多いんですね。

なので最初の2年間はADSLと同水準で使えますが、
3年以上継続して利用するとADSLよりも料金が若干高くなります。

光回線には開通工事費、モバイルルーターには端末代がかかる

ADSLから光回線に乗り換える際には、光回線の開通工事費がかかります。

工事費が一番安いフレッツ光やドコモ光で
 ・戸建て・・・18,000円
 ・集合住宅・・・15,000円
高いNURO光になると40,000円ぐらいかかってしまいます。

開通工事費についてはキャンペーンで無料になるケースも多いですが、
月額料金の高さを考えると、工事費無料はそれほど魅力的ではありませんね。

またモバイルルーターの場合は端末代が発生する可能性があり、
「UQWiMAX」など一部の事業者では15,000円前後の端末代が必要です。

ただ端末代が無料の事業者も多く、
モバイルルーターで端末代が発生する方が珍しいです。

自宅のインターネット回線に通信量無制限は必要?

ADSL終了に伴ってインターネット回線を乗り換える際には、
通信量無制限が必要かどうかをしっかり検討する必要がありますよ。

3人4人家族で全員が自宅のインターネット回線にスマホをWiFi接続しているとなると、
月の通信量が100GB200GBを超えることも十分考えられます。

また独り暮らしや夫婦2人だけでも、
毎日のようにネット動画を見るとか休みの日には1日中オンラインゲームを
プレイするのであれば月に100GBぐらい使う可能性があります。

しかしネット動画はほどほどに見る程度、オンラインゲームはプレイしないという場合は、
独り暮らしや夫婦2人だと1日1GB、月に30GBもあれば足りるんですね。

月30GBであれば光回線なんて必要ありませんし、
モバイルルーターでも無制限プランは不要で、より安い制限付きプランが利用できます。

ですからADSLからの乗り換え先は、盲目的に通信量無制限のものを選ぶのではなく、
家族も含めた自分の使い方に合ったサービスを選ぶようにしましょう。

モバイルルーターなら制限付きプランが2,000円台で使える

モバイルルーターの20GB30GBなど通信量が制限されているプランだと、
2,000円台の料金で使えるものもあります。

例えば「ネクストモバイル」は
 ・20GBプラン・・・2,400円(3年目以降2,900円)
 ・30GBプラン・・・2,700円(3年目以降3,200円)
ですし、「FujiWiFi」であれば
 ・25ギガプラン・・・2,480円
 ・50ギガプラン・・・2,980円
で利用できます。

このように通信量無制限にこだわらないことで、
ADSLと同程度の料金でモバイルルーターを使うことができるんですね。

通信量をあまり多く使わない場合には、ADSLからの乗り換え先として、
ネクストモバイルなど制限付きプランが安く使えるモバイルルーターがオススメですよ。

家で使うことを前提にした端末もある

モバイルルーターと言えば、
スマホのように外出時に持ち運んで使うものというイメージが強いです。

実際に持ち運んで使うことを前提とした端末が多いのは事実ですが、
最近は固定回線代わりとして使うことを前提とした端末を増えてきています。

例えばUQWiMAXの
 ・HOME L02
 ・HOME02
ネクストモバイルの
 ・HT110LN
 ・HT100LN
などは家で使うことを前提としたホームルータータイプの端末です。

受信アンテナが大きいので、
持ち運ぶことを前提にした端末よりも電波の受信感度が良いんですね。

またWiFi出力も強いので、部屋を移動するたびに端末も移動させる必要がありません。

ADSL終了に便乗する悪質な光回線代理店には要注意

ADSLの終了時期が近くなるに連れて、ADSLユーザーの元には光回線への
乗り換えを勧める電話や訪問営業が増えていきます。

こうした方法で勧誘して来る光回線の代理店の多くは悪質な業者で、ユーザーを
騙してでも自社が取り扱っている光回線サービスに乗り換えさせようとしてきます。

「NTTの委託を受けて電話料気が安くなる申込受付をしています。
後日お伺いしますので、申込書に署名と捺印をお願いします」
といった電話がかかってきて、後日自宅にやってきた人間が持っていたのは
「NTTとは関係無い光回線の申込書」だったというケースが実際にありました。

また、電力会社を名乗る人間が自宅を訪れ「電線工事の説明に伺いました」と言うので
玄関に出たところ、光回線の営業マンだったといったケースもあります。

このように悪質な業者はあの手この手でユーザーを騙して契約させようとしますから、
インターネット関連でなくても勧誘電話や訪問営業には気を付けないといけませんよ。

NTTがADSLから光回線への乗り換えを電話で勧めてくることは無い

別にNTTを悪く言うわけではありませんが、
元々電電公社であったNTTはそれほど親切な会社ではありません。

なのでADSLの終了が目の前に迫ってきたとしても、
電話で光回線への乗り換えを勧めてくることは無いと言って良いんですね。

NTTが電話をかけてくるのは料金の支払いが遅れている時ぐらいで、
それ以外のことは大体DMなど文書を送ってきます。

ですからNTTを名乗る電話は、料金滞納の心当たりが無ければ、
ほぼ悪質な代理店からだと思って間違いないですよ。

ADSL終了まで数年、焦る必要は無いが早めに乗り換えの検討を

ADSLが終了するまでまだ数年ありますから、
焦って勧誘電話や訪問営業の口車に乗る必要は全くありません。

とは言えADSLの終了が近付くに連れて、
光回線やモバイルルーターへの乗り換え件数が増えるのは確実です。

ADSL終了まで1年を切ると、混雑によって、光回線やモバイルルーターへの
乗り換え手続きがスムーズに進まない可能性が高くなります。

場合によってはADSL終了までに乗り換えが完了せず、
しばらく自宅のインターネット回線が使えない状態に陥ってしまう恐れもあります。

ですから焦る必要はないものの、早めに乗り換え先を検討して、
遅くともADSL終了の1年前には乗り換え手続きに入れるようにしたいですね。

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